stiffslackからもアルバムリリース、来日公演も記憶に残る。ここ日本でもマニアックながら確固たるカリスマ性を確立するミネアポリスの硬質骨太マスロックトリオ、SELF-EVIDENTの新作。内容は2015年録音の完全新曲と同時に録音したBEAR CLAWとTRAINDODGEの激烈カバーの4曲を軸に過去の未発音源の4曲を混ぜ合わせたコンピレーションとして作品化。新曲にあるもはや節でしかない、侘び寂びが効いた大人のエモロックを具象する、尚且難解不可解な変拍子やギターリフ、そして絶対にミドルフックで飛び染み込んでくるConradの唄心はやはりオリジナルの領域、過去の音源、しかもお蔵入りなってた音源はなぜこれは未発になっていたのか？と思わせるクオリティーの高すぎる音源、BEAR CLAWとTRAINDODGEのカバーもピシっとはまるセンスと愛情＋独自解釈が炸裂した曲となっています。ヴァイナルリリースは無し。

RIYL : FARAQUET, TRAINDODGE, SHINER, KARATE, FUGAZI, BLUETIP, SHELLAC, THE JESUS LIZARD...