UMBRELLA COMPANY / Fusion Blender

世界各地の個性的且つ優秀なペダルを製作するブランドを多数取り扱っている東京のUMBLERRA COMPANYが遂に自社ブランドのペダルをリリース、こちらは独創的なループ&ブレンダーです。ただのルーパー/ブレンダ―な訳は当然なく、2台のペダルのエフェクトをブレンドして1つの音に纏めあげられるのがこのペダルの最大の特徴、歪×歪の掛け合わせは勿論のこと、トレモロ×ディレイといった組み合わせも通常の直列繋ぎでは絶対できないサウンドを発生させられるので、ペダルフリーク達のサウンドメイキング心を刺激させる仕様になっています。1台だけ繋げれば通常のギター原音とペダルのブレンダ―としても使えます。何より実物は思っているよりコンパクトなのでボードの組み込み事情にも配慮され、さらに見た目のポップさも相まって通常ならギア的側面しか見られなかったジャンルのペダルですが、これなら他のペダルと同様に愛着が湧くこと間違いないですし、スタジオや自宅で篭ってあれこれいじって自分だけの音を創りだそうとしてた人なら分かるあの時のワクワクさも久々に感じることのできるペダルです。


(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)

  • Label:UMBRELLA COMPANY
  • Price:29,700
  • Qty :

SOLD OUT

日本/東京にて個性的なギターペダルからオーディオ機器まで幅広く扱うUmbrella Companyから自社ブランドのペダルの登場、独創的なループ&ブレンダーです。

普通にAとBの2つのペダルを繋げた場合A→Bで結局Bに繋げたペダルの音の方が出音に強く影響してしまう、かといって世に出回っているブレンダ―では1つのループしかブレンドできないという仕様、もし、2つのループ回路を持ちながらその2つのループに繋いだペダルを均等に1つにブレンドして出力できたら…という夢のような話を実現させたのがこのペダル、世界中日々大量のペダルが産まれてる中でもこのような仕様のペダルはそうそうないです。

ループAとB共にLEVEL,FILTER,LPF/HPFトグルスイッチのコントロールが与えられていましてそれぞれのループの設定を、中心にあるSOLO A/Bトグルスイッチø(Phase)トグルで個別の出音確認と位相問題に対処できるスイッチが備え付けてあります。

LEVEL/ループしたペダルの音量を調節します。ある程度の音量もブースト(+6dB)できる仕様です。

FILTERとLPF/HPFトグル/この2つのノブで繋げたペダルにフィルターを掛けることができます。LPF/HPFトグルでLPF=(ローパスフィルタ、ローは残ってハイがカットされる)、HPF=(ハイパスフィルタ、ハイは残ってローがカットされる)のどちらかを選択、FILTERノブで遮断/カットする周波数を可変します、フィルタリングをキャンセルしたい場合はLPF側にしてFILTERを時計周り一杯に回して貰えればフルレンジで出力されます。

SOLO A/Bスイッチは繋げたAとBのループの個別の音を確認したい時にA又はBの確認したい方向に倒すことで倒した方のみのループの音が出力されるので、AとBをブレンドさせる前の音色調整が可能です。スイッチを中心にすることでA&Bブレンドされた音が出力されます。

ø(Phase)トグルではコンプ/ワウ等を繋げた場合、位相・逆相の問題で不自然な出力になるのを防ぐために繋げた側にスイッチを倒すことでその問題を解決してくれる優れもの。前述したペダルを繋げてなければスイッチは中心のままで大丈夫です。


このペダルでまずできることといえば異なる2つの歪みのブレンド、フィルタコントロールを駆使して数多とあるクリーンブースター/オーヴァードライブ/ディストーション/ファズのおいしい所だけをそれぞれつまみ喰いして1つのサウンドに仕上げられるのは願ったり叶ったりですし面白い試みでもあります。当然直列繋ぎではないので順列による出音の違いもないので普段なら論外だと思っているファズ同士などの組み合わせもブレンド出来てしまいます。

[原音とのブレンドをしたい場合]

また片方だけのループにすることで原音とブレンドしたいペダルとのブレンダ―的使用も勿論可能です。下の動画では歪みを例にしていますが、同然他のジャンルのペダルでもブレンド出来ます。

またベーシストにとってもこのブレンダーは様々なタイプのペダルに対してベースとして欲しい帯域を損なわずにエフェクトを追加できるペダルでもあります、詳細はこちらにて具体例が紹介されています。☞ http://umbrella-company.jp/contents/fusion-blender-electric-bass/


あと試して面白かったのがディレイ/リヴァーブとトレモロとの組み合わせと揺れモノ同士(コーラス/フランジャー/フェイザー)の組み合わせ、クリーンのままエフェクトされるもの同士/音色が変わってしまう同士でのブレンドが相性が良いので歪みだけでなく、他ジャンルのペダル達のブレンド次第で過去偉大なギタリスト達が日々産み出してきた聴いたことのないギターサウンドをこのFusion Blenderの力を借りて創りだせるかもしれません。特にポストロック/シューゲイズ/アンビエントを鳴らすギタリストに触ってほしいペダルでもあります。

[ディレイ/リヴァーブ等の残響音をoff時にも残したい場合]


あまり言われていない使い方として反則技・荒技なのかもしれないですが、ディレイ+ディレイ、コーラス+コーラス、トレモロ+トレモロなどの同系統ペダルを2つ別々にループさせて其々セッティングを別にすることで直列繋ぎでは実現不可能だった細かい揺れと大きな揺れが同時に鳴っている、などの摩訶不思議サウンドも細かく調整することで出来たりします。あんまり需要ないかもですが…(笑) でもこんな浅慮すら叶えてしまうこのFusion Blenderはどんな音が作れるか色々試行錯誤していた楽器/ペダルを始めたての頃の、触るだけでワクワクしていた気持ちをまた味わせてくれる魔法のペダルでした。