ONE CONTROL / Little Copper Chorus


(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)

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以下、オフィシャルのプロダクツインフォです。

モジュレーションエフェクトの歴史は、ロータリースピーカーサウンド再現の歴史です。音量が上下するだけの単純なトレモロエフェクトも、コムフィルタを動かして独特の効果を作るフェイズシフターも、フォトカプラを使用した有名なヴァイブエフェクトも、元をたどればロータリースピーカーのサウンドへと繋がります。

1975年、日本から発売されたアンプには、全く新しいモジュレーションエフェクトが搭載されていました。短いショートディレイのディレイタイムを揺らす、シンプルな構成のエフェクトは、ギターサウンドに広がりを加え、音が太く聞こえるような効果がありました。そのエフェクトは、まるでその楽器が合唱しているように聞こえることから、コーラスと名付けられました。

翌1976年には、世界で初めてのコンパクトコーラスエフェクトも発売され、その“最新”で“未知の”サウンドは、世界中のプレイヤーに愛されるようになりました。

1975年当時、革新的だったそのエフェクトは1980年代にあまりにも多用されました。それまでのモジュレーションエフェクトとは一線を画する、音を太くして広げるような効果も、いつしかクラシックエフェクトの1つへと変わっていきました。

One Control Little Copper Chorusは、コーラスエフェクトの再発見です。

今、ギターサウンドはかつて無いほど幻想的な空間を作り出しています。コーラスエフェクトを今の時代に作りなおしたとしたら。そこには、全く新しい音の源となる再発見がありました。

Little Copper Chorus。BJFが設計した新しいコーラスエフェクトに付けた名前には、古くからのコーラスエフェクトとは全く違うという意味が込められています。

柔らかく暖かな色の金属である銅は、パステルカラーや原色で彩られたコーラスエフェクトとは違う、金属的で澄んだ、それでいて立体的な光沢のある響きをイメージさせます。その輝きには金属特有の硬さではなく、優しく包み込まれるような安心感も感じられます。

多くのクラシックコーラスペダルは、モジュレーションソースに三角波を使用していました。Little Copper Chorusは、サインウェーブをモジュレーションソースとして使うことで、音色に柔らかな響きを与えることが出来たのです。Little Copper Chorusのサウンドは、かつてはごく一部の最高級ラックエフェクトでしか作ることのできなかった質感を持ちます。

同時に、ローノイズで広いダイナミクスレンジを実現。クラシックなコーラスエフェクト特有の音が押し潰されるような感覚はどこにもありません。

Little Copper Chorusはクリアで高い解像度のまま、音をどこまでも広げます。ヴィンテージコーラスエフェクトが澄んだ水のような音色だとすれば、Little Copper Chorusはどこまでも広がる平原を吹き抜ける涼やかな風です。どちらも素晴らしい音には違いありませんが、Little Copper Chorusの持つ開放的なコーラスサウンドはかつてのコーラスでは感じられなかった感覚です。

また、Little Copper Chorusは古くからのモジュレーションエフェクトが目指した、レスリースピーカーの特性も持ち合わせています。

コーラスエフェクトとして設定できるモジュレーションスピードは、かつてのロータリースピーカーが実際に作ることのできたスピードレンジと同等です。

さらにColourコントロールによりミッドレンジをフォーカスすることで、クラシックコーラスサウンドの持つ音色の太さを作ることもできます。

これらの特性により、歪みの前にLittle Copper Chorusを接続すればロータリースピーカーのようなサウンドに、歪みの後にLittle Copper Chorusを接続すれば伝統的な“音を太くする”コーラスエフェクトとして使うことも可能です。

シングルコイルやハムバッカーなどのピックアップはもちろん、高出力ピックアップやベースにも使うことの出来る広いダイナミクスレンジを実現し、歪みの前段に接続することも前提としています。