JHS PEDALS / The Bonsai JHS PEDALS / The Bonsai JHS PEDALS / The Bonsai
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JHS PEDALS / The Bonsai

US/KCMO、カンザスシティのペダルブランドJHS PEDALSの2018年の新作は"この緑色の歪みの機体ということは..."ということで大抵の人はなんとなくピンときたであろう、そう、Ibanez/Tube Screamerの代表的な各モデルに加え、BOSS/OD-1、更には当時のTS派生ペダルやTSモデファイペダルの中からJHSがチョイスした9種のモデルをこの1台に詰め込んだ、まさにTSトリビュートとでもいうべきとんでもペダルの登場。しかも既にファーストロット1000台は完売しているというから驚き。昔は使っていたものの最近は全くご無沙汰な人には再度TSらしさとしての良さを再発見/再評価する機会に、またバリバリ現役でTSペダルを使っている人にもサウンドメイキングの新たな探求にも一役買うペダルです。SS的にはBRAID/THE PROMISE RING/BOYS LIFEのような90'sエモやPSWINGSET/DEL PAXTON/EVERYONE EVERYWHERE/CASTEVETのようなバンドの音作りにも適したペダルかと。


(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)

  • Label:JHS PEDALS
  • Price:31,104
  • Qty :

US/KCMO、カンザスシティのペダルブランドJHS PEDALSの2018年の新作は"この緑色の歪みの機体ということは..."ということで大抵の人はなんとなくピンときたであろう、そう、Ibanez/Tube Screamerの代表的な各モデルに加え、BOSS/OD-1、更には当時のTS派生ペダルやTSモデファイペダルの中からJHSがチョイスした9種のモデルをこの1台に詰め込んだ、まさに(日本製ドライブペダル/TS)トリビュートとでもいうべきとんでもペダルの登場。

コントロールはVOLUME,DRIVE,TONEの共通のコントロールとシミュレートされたモデルを選択するモードノブで構成されています。

OD-1 (OD-1,1977年作)では"BOSS/OD-1"をシミュレート、どうも回路構成がTSに通じる所があるらしく、このラインナップに入っていますがサウンドの方はTSらしさというよりはとにかくハイの抜けが抜群によく、しかしながらゲインはそこまで多くなくミドルゲインに近いのでカッティングやソロでブーストさせてリフを弾く用途で映えるモードです。

808 (TS-808,1979年作)は"Ibanez 808"をシミュレート、TSの元祖であるこのペダルこそがTS系といわれるサウンドの原点になっていると思うのですが、所謂TS9と比べるとハイミッドが気持ち角の取れた丸みのあるサウンドでさらにコンプ感も相まってゲインを上げてもハイミッドが耳に痛くなく、カッティングやコードを思いっきり弾いても気持ちの良いサウンドが鳴るエモ~インディーバンドにも通じるドライブサウンド。

TS9 (TS-9,1982年作) では"Ibanez TS9"をシミュレート、The Bonsaiの全モードの中でもバランスの良いサウンドを提供、程よい音圧とコンプ感でコード/アルペジオやちょっとしたリフ弾き、カッティングのどの奏法にもマッチしたサウンドを提供しています。808よりトーンが明快でハイミッドのアタックもよく出るのも特徴。

MSL (Power or L Series,1985年作)では"Ibanez Metal Screamer"をシミュレート、メタルという表記がありつつも今のメタルギタープレイヤーに特化した歪みでは当然全くなく、ロー(5,6弦をピッキングした時の)がTSペダルに比べてふくよかに出ていて、トーンも若干ダークな質感なあくまでも"TS的歪み"、ゲインもTS的範疇のゲイン量なのでTSサウンドにもう少しローの質感/音圧を求めている方におススメのモード。

TS10 (TS-10,1986年作)では"Ibanez TS10"をシミュレート、もともとTS9の発展形だけあって殆どTS9との違いは直ぐには聞き取れないほど酷似しているように感じられます、若干こちらの方が僅かにゲインが多く滲んだサウンドに感じました。

XR (OD-1,1989年作)では"EXAR OD-1"というポーランド/オストロウェンカのペダルメーカーのレアペダルをシミュレートしたモード、オリジナルのペダルのカラーが黄色ということからもBOSS/OD-1に近いサウンドですがこちらのほうがよりミドル寄りのサウンドになってハイが落ち着いている感触、丁度OD-1とTSの中間のようなサウンドを求めていた人にはドンピシャなサウンドにも感じます。

TS7 (TS-7(+mode),1999年作)では"Ibanes TS7"をシミュレート、IbanesのTSシリーズのシミュレートの中でも一番ゲイン量があり歪むモード、リードリフも余裕で賄えるサウンドでBRAIDやDEL PAXTONのようなマーシャルアンプの軽いドライブサウンドのような歯切れの良いドライブサンドを発生させます。

K (Keeley Mod Plus,2002年作)ではIbanes 808をKeeleyがモデファイした"TS-808 Keeley Mod"をシミュレート、The Bonsaiでの808モードと比較しても808の気持ち良いコンプ感は残しつつもよりアタックが映えるように一歩前に出た解像度により歯切れの良いサウンドが特徴、さらにゲインも若干多くなっているのでスムースなプレイ運びができるようになっています。

JHS (JHS Strong Mod,2008年作)ではJHSがTS-9をモデファイした"Ibanez TS-9 Strong Mod"をこちらにも封入、The Bonsaiの中でも一番ハリのあってラウドな豪快サウンドが特徴で僅かなピッキングニュアンスの違いがはっきりわかるように出力される分、ポストロック/インストギターにとってのフィンガーピッキングやアルペジオ、エフェクトなしのアンプのクリーンサウンドをより目立たせるクリーンブースト用途でも映えるサウンドになっています。

SS的にはBRAID/THE PROMISE RING/BOYS LIFEのような90'sエモやPSWINGSET/DEL PAXTON/EVERYONE EVERYWHERE/CASTEVETのようなエモリヴァイバルバンドにも通じる音だと思います。どのバンドにも共通する思いっきりは歪ませずに程よくゲイン掛かったドライブサウンドをアンプに通すことでコード弾きをした時のジャリっと鳴りつつもコンプ感も同時に存在した、トレブリ―過ぎないあのエモサウンドを鳴らすのに結構TSペダルって使えるなと感じました。