現在入手困難なGHOSTS AND VODKAのディスコグラフィ入荷。

このバンドを聴いてtoeが結成された逸話やTTNGやENEMIESもこのバンド直系影響下のバンドだったりと絶大な影響力は後のフォロワーバンドを見ても一目瞭然。

インストポストロック/マスロックの教科書。言わずもかなCAP'N JAZZのギターだったVictor VillarealとSam ZurickがCAP'N JAZZ解散後の1998年〜2001年の3年という短期間の活動ながら後のインストポストロック〜マスロック界隈の土台となり今でもなお影響を与え続ける"GHOSTS AND VODKA"。彼らの金字塔でもある唯一のアルバム、2001年リリースの"Precious Blood"を本編にアルバムリリース前にHEFTYからリリースされていた7"の3曲入りEP"Memento Mori "(1998年)、更に未発1曲を足したディスコグラフィー。難解な2本のギターリフを軸に疾走しながらも複雑に展開させていくリズムセクションのシンプルな構成ながらスリリングでハードコアとエモ/インディーの両方のテイストを兼ね備え更に音楽玄人にも訴えかけるプログレッシブでアンサンブルの妙と当時の空気感、CAP'N JAZZ派生の特異で奇跡的な派生劇の醍醐味の１つとして後世に伝えられている。