THE BOOKとしてエレクトロニカ〜フォークトロニカ的なサウンドとユニークなコラージュセンスで世界を沸かせたその片割れNick Zammutoのソロ名義でのデビュー作、もしくはZAMMUTO名義でカウントすると3rdアルバム。今回は完全コンセプトアルバムでJeremiah Zagarによる映画”We the Animals”のサウンドトラックへの楽曲提供となる作品で短尺曲多めですが大量26曲入り。フィールドレコーディングや心地よいアンビエントミュージックを聴かせてくれて、やはり独自のコラージュセンスもTHE BOOKSから継承していて衰えないサウンドが鳴っています。サウンドがその映画のヒューマニズム描写にもシンクロさせているのでしょうが、あまり考えずにZAMMUTOの純たる作品として聴いて問題無いでしょう。