UKのビートクラッシャー、SQUAREPUSHERことThomas Jenkinsonのソロユニット、2020年作品がWARPから。90年代のアナログ機材を多用したという今作は情報雑多になった昨今から自分を取り戻すかのような原点回帰するノスタルジックに浸るだけではないジャズをルーツに持ちながら途中で電子音楽に没頭し覚醒した音楽性、高速ブレイクビーツや緩急ある楽曲、脳天を突き刺すエレクトロサウンドは今回のコンセプトでもあるオールドスクールテクノともシンクロさせて今だからこそ新鮮に聴かせてしまうのが完全に確信犯的。