常にヘヴィロックの最新形を追求し、国内外で高い評価を得てきた「BORIS」の結成30周年を迎えた今年2作目となるアルバム、USリリースはRELAPSE RECORDSから。これまでのキャリアの中で、2002年から約10年周期で"Heavy Rocks"の名を冠したアルバムをリリースしてきましたが、3作目にあたる本作は凶暴なファズギターがドライヴするロックンロールナンバーShe is Burning から幕を開け、フリーキーなサックスが吹き荒れるM-4 Blah Blah Blah スピリチュアルジャズ的な荘厳でおどろおどろしい雰囲気と、ヘヴィロックの重厚なサウンドが融合したNosferatouなど、ギタリストWataのヴォーカルがフューチャーされた深淵なるダークでサイケデリックな音像の前作「W」とは打って変わって、ヘヴィロック〜スラッジメタルを縦横無尽に駆け巡る、獰猛で野性味あふれるサウンドが凝縮された一枚となっています。完全に海外対応音でそれに見合った評価をしっかりされていて発信も続けてる一つの結果がこのRELEPSEリリースが物語っています。前作に引き続きBUFFALO DAUGHTERのSuGar Yoshinagaがプロデューサーとして起用されています。限定1000枚のホワイトヴァイナル。