POLVOと双璧を成すUSチャペルヒルアートロックもしくはマスロックの先駆け的存在ともいえる「ARCHERS OF LOAF」の2022年リリース、前作から24年振りとなる5thアルバムがMERGEからリリース。フロントマンのEric Bachmannの後の活動のCROOKED FINGERSやソロ名義の作品からの還元もあるのかより吟遊詩人感とSSW要素が増しBUILT TO SPILLやSUPERCHUNK、PAVEMENTの変化と同様に20年選手のUSインディーロックの味わい深さやパーソナルが染み出してくる再結成アルバムという括りだけではない人生ドラマが刻まれた作品。マスロック要素は減退しましたが彼ら特有の「節」は潜みます、そしてコロナ渦以降のUSインディー復興にも深読みしたくなるリアルタイムで聴いていた人は当然、新規でARCHERS OF LOAFというバンドはDEATH CAB FOR CUTIEやMODEST MOUSEの成功の裏側を担っていたバンドとして試しに一聴していただけると。