ジャパン産、ドリームポップ〜シューゲイズの孤高For Tracy Hydeの2021年リリース、4thアルバムがP-VINEより初アナログ化。幼い頃、夏bot (Gt, Vo)が過ごした「アメリカ」での日々を回想し大人になった今、遠い海の向こうの異国の地へ想いを馳せる。そんな今作は90’sオルタナ〜グランジ、スロウコアのテイストを新たにブレンドされ今までのFor Tracy Hydeとは少し違った新しい側面も。とは言っても”ヘヴンリィ”の様な3rdまでの青春漂わすドリーミーなトラックも織り交ぜ、幻想的なサウンドとキャパシティを発揮。コーラスワークも絶妙でこの作品のフックの一つとなっているし、eureka&夏botのクロスオーバーなヴォーカルの掛け合いも聴きどころ。バンドのこれまでとこれからの転機となった一枚です。