NYのインディーフォークバンド”BIG THIEF”の2016年リリースの1stアルバムが当時はSADDLE CREEKからでしたが4ADよりリマスタリングを施して2023再発。中心人物で紅一点のAdrianne Lenkerの孤高のヴォーカリゼーションと90年代のUSインディーからの恩恵、更にレイドバックするアメリカーナ感、BUCK MEEKによるストレンジ且つ楽曲の奥行きを与えるツインギターアンサブルの新たな形を提唱するユニゾン/リヴァーブアンサンブルや相性の良さや賑わいみせるインディーフォーク/SSW達とも共鳴する佇まいも含めデビュー作の衝動感もある彼らの今を語る上での記念碑的名作。