USオルタナティブの礎を築いた硬質ジャンク〜USマスロックの先駆けでもある元祖ノイズロックバンド”THE JESUS LIZARD”の26年振りの7thアルバムがIPECACよりリリース。掘り起こせばSCRATCH ACIDやRAPEMANから派生した確信犯的なバンドでそれらを踏襲しながらよりオリジナリティーを追求したサウンドは今作でも健在。David Wm. SimsとMac McNeillyによる完璧なリズムセクションにDuane Denisonのテクニカルでソリッドなギター、凶暴性と知性が交錯するDavid Yowのヴォーカルが四つ巴となって吐き出した恐ろしさすらある唯一無二な存在感はUSオルタナを語る上では今作も十分殿堂入りする作品。