USカリフォルニアのトリオ「DUSTER」の2024年リリースの5thアルバムがNUMEROより。1998年リリースの”Stratosphere”と2000年リリースの”Contemporary Movement”がオブスキュアスローコアの最高峰とまで再評価され、それが促しとなっての2019年以降の再結成してから3枚目のアルバムとなります。気怠く歌うリバーブの効いたボーカルや同様に幻想的で心地良く、時にフィードバックノイズで酩酊するギターサウンド、それらに寄り添うように淡々と叩くドラムの巧みさと鳴りの気持ち良さ、チープなリズムボックスやローズピアノの演出も絶妙な塩梅でミックスさせ何度もループして聴きたくなる中毒性高いスローコアとシューゲイズとアンビエントミュージックを横断するバンドの初期の作品には無い再結成後/円熟期の中で産まれるべきして産まれた傑作。