80年代に名を刻んだSSTリリースで知られるパンク/HC〜エモロックに絶大な影響を与えたUSミネアポリスの伝説「Hüsker Dü」のフロントマン、Bob Mouldドが90年代初頭に結成したこちらも伝説「SUGAR」の大名盤、1992年リリースの1st/Copper Blue、1993年リリースの6曲入りEP/Beasterをカップリングして2012年にMERGEからリリースした再発盤。グランジ/オルタナ全盛期のこのバンドもRYKOから青田刈りされた背景とHüsker Düから派生した説得力、グランジポップ的なディストーションの効いたシンプルで耳に残るギターリフやBob Mouldの天性のメロディーセンス、予算をしっかりと立てたプロダクションの充実、勿論 Hüsker Dü からの派生も感じ取れるパンクやメロディックハードコアの雛形を自らアップデイトした大充実した”Copper Blue”、それに間髪置かずにリリースしたEPの”Beaster”はサウンドがCopper Blueよりもハードにフックの効いたギターサウンド、緩急あるリズムにBob Mouldの極上なメロディーが乗るポストハードコア的な感触もある作品。両作とも欧米で大受け、UKはCREATIONからもリリースされたりしてもセールス的にも成功しています。