USオルタナの殿堂「SONIC YOUTH」の1995年リリースの9thアルバムの再発盤、オリジナル同様GEFFENより。オルタナ/グランジムーブメントも落ち着きGEFFENからの拘束が緩くなり自身のインディー精神やノイズ趣向が再び過熱、バンドはベースレス形態でトリプルギターとなってよりアンサンブルが複雑化したアートロックな佇まい、アンチコマーシャルの曲群の中に毒気しかないポップネスを浮き立たせる手腕、ベースからギターへボーカルパートも増やしたKim Gordonのクリエイティビティも際立ったSONIC YOUTHヒストリーから外せない名盤。最終曲で20分にも及ぶ”The Diamond Sea”は圧巻のノイズポップの極み。Mike Mills作の洗濯機ジャケットはフィジカルで所有したいところ。