USオルタナの殿堂「SONIC YOUTH」の1988年リリースの6thアルバムの再発盤、セルフレーベルのGOOFIN'より、オリジナルはBLAST FIRST。パックロックの洗礼を全開に浴びながらGlenn Branca周辺とも共鳴する不穏なポストパンク〜ノーウェーブサウンド、変則チューニングが産み出す奇怪なコード進行、印象的なThurston MooreとKim Gordonとのツインボーカル、UNWOUNDやBLONDE REDHEAD等にも凄まじく影響も与えたであろうディスコーダントサウンド等、当時の音楽キャリアを集約した、この作品を最後にメジャーへ移籍するインディー時代最後の作品で70分超えの集大成的な立ち位置に在る作品でもある、後に起こるオルタナ/グランジムーブメント前夜のアンダーグラウンドの蠢きが見事にパッケージされた大名盤。Gerhard Richterの写真も印象的なアートワークはフィジカルで所有したいところ。