MINOR THREAT、THE TEEN IDLES、EMBRACEを経たリビングレジェンドIan MacKayeを中心にONE LAST WISH、RITES OF SPRINGのGuy Picciottoをフロントに同じくONE LAST WISH、RITES OF SPRINGを経てBrendan CantyとJoe Lallyで結成されたDCハードコアの派生形、エモやポストハードコアルーツ、USオルタナティブの祖としても拝められる「FUGAZI」の1991年リリースの2ndアルバム。前作”Repeater”を踏襲しながらも内省的でハードコアパートを減らしより隙間を活かすアンサンブルと曲の静動感を強化、IanとGuyの綿密に絡み合うギターリフのソリッド感や政治的で様々な事柄で提唱するリリックを唄い叫ぶツインボーカル、BrendanとJoeの完璧なリズムセクションでダブアプローチも既に実行している革新性も潜めた、ネクストハードコア、まさにポストハードコアの礎を築いた内容でシーンを騒がせた問題作で大名盤。そのDIY思想やノンプロモーションで10万枚以上売った実績も凄い。