MINOR THREAT、THE TEEN IDLES、EMBRACEを経たリビングレジェンドIan MacKayeを中心にONE LAST WISH、RITES OF SPRINGのGuy Picciottoをフロントに同じくONE LAST WISH、RITES OF SPRINGを経てBrendan CantyとJoe Lallyで結成されたDCハードコアの派生形、エモやポストハードコアルーツ、USオルタナティブの祖としても拝められる「FUGAZI」の、1998年リリースの7曲入りEP/7 Songsと1989年リリースの6曲入りEP/Margin WalkerをカップリングでCD化した内容。前半の7 Songsはハードコアの暴力性やBPMの速さを削ぎ取りミッドテンポでストイックな楽曲とルーツであるGANG OF FOURやWIRE的なアンサンブルとソリッドなギターサウンドは後世にも大きな影響を与えた衝撃の作品。FUGAZIを語るには外せない名曲”Waiting Room"も収録。後半のMargin WalkerはGuyのボーカルパートが多めでOne Last Wishの名残りを残しとMINOR THREATよりは叫ばないIanとの掛け合うようなツインボーカルスタイルへと発展、ソリッドで様々なギターリフを産み出すIanのギターリフやBrendanとJoeの完璧なリズムセクション、バンドアンサンブルの間を活かす緊張感でハードコアの新しい可能性を示唆した初期FUGAZIの重要作。