USワシントンDCのエモ/ポストハードコアバンド「KEROSENE 454」の1996年リリースの2ndアルバムがSOLID BRASSから2024年再発。オリジナルはメンバーの運営するSLOWDIMEとDISCHORDとの共同リリースでそのプレス数の少なさでここ日本では発売当初から入手が難しい作品で、市場でも高値が付いていた作品でしたのでエモ/ポストハードコアフリークには狂喜の再発といえます。とにかくFUGAZI〜JAWBOX以降のポストハードコア、Q AND NOT UやFARAQUETと共によりトリッキーに複雑化させたツインギターの絡みや変拍子やダイナミズム、それらをナチュラルに演奏する卓越した演奏力、そしてバンドの核でもあるErik Dennoの印象的な図太くもエモーショナルなヴォーカルで更に存在感を際立たせたエモ/ポストハードコア名盤50選の中には確実にランクインする大名盤。Erik Dennoは後にOSWEGO、ドラムのDarren Zentekは同じくOSWEGO、CHANNELSやOFFICE OF FUTURE PLANSでJ.Robbinsのバンドのドラムでも活躍します。限定インディーショップエクスクルーシブエコカラーヴァイナル。