CHRISTIE FRONT DRIVEを筆頭に THE 101, GOLDEN CITY等のエモバンドで名を轟かせ、現在でもSUBURBAN EYESでも活躍するエモリビングレジェンド”Eric Richter”が90年代後期に活動していた「ANTARCTICA」の1998年リリースのEPがSOLID BRASSから2024年再発、初ヴァイナル化、オリジナルはFILE-13からCDのみのリリースでした。Ericの紡ぐあのエモーショナルなメロディーにニューウェーブサウンドに傾倒したシンセサウンドを大胆に導入し、恍惚に陶酔する貪欲な音楽性に加え、途中バーストさせるギターサウンドは勿論CHRISTIE FRONT DRIVEからの派生形でもあり、Chris SimpsonがMINERALがTHE GLORIA RECORDへと進化する感じにも近い90年代後期〜00年代初頭のエモバンドのニューウェーブアプローチをいち早く取り込んだバンドでもあります。当時そこまで評価されなかった記憶がありますが、後続するエモバンドの大きなヒントを与えた再評価すべきバンドともいえます。