80年代に名を刻んだSSTリリースで知られるパンク/ハードコア、オルタナティブロック、インディーロック、エモロックバンドへ絶大な影響を与え続けるUSミネアポリスの伝説”Hüsker Dü”のフロントマン、解散後の90年代中期には”SUGAR”でも名を轟かせ、以後は多くのソロアルバムも大量にリリースし、今でも尚現役で活躍するリビングレジェンド「Bob Mould」の2025年作、15thアルバムがBMG、メジャー流通でのリリース。後期のHüsker DüやSUGARから脈々と受け継がれるBobの天才的な琴線に触れるソングライティングを軸に、歪んだギターの巧妙なリフの連続、緩急あるリズムセクションでソロ名義ですがバンドのダイナミズムとグルーブ感も内包するもはや還暦越え/40年選手の紆余曲折な人生を振り返るようなリリックもエモーショナルでポジティブに響くその全ての当然の完成度の高さはUSオルタナフリークも不可避な名作。