後のUSオルタナ〜パンク/ハードコア〜エモ等幅広いカテゴライズに適応したその柔軟なスタイルで多くのファンを魅了したUミネアポリスのパンクバンド「Hüsker Dü」の1984年作の2ndアルバムの再発盤がSSTより。1stアルバムのハードコアパンクサウンドから脱却、よりメロディーに重点を置き、ディストーションギターの効いた疾走感あふれるパワーポップ/パンク的な後の真骨頂となるサウンドを軸にフォーク、サイケデリック、サウンドコラージュ、ピアノインスト等かなりバリエーション豊かな楽曲が並ぶのは今作のコンセプトでもある 『家庭不安の中1人の家出少年の体験の物語の綴った作品』をにテーマ制作、曲がドラマ仕立てに進行していくというLP2枚組/70分に渡る、正直よくわからないコンセプトではありますが、その何とも言えない退廃的な感触と突然変異するバンドの進化も含め、SSTリリースの中でもトップクラスのセールスというもの当時ならでは80'sパンククラシックな名盤。