Tim Kinsella (vocal)、Mike Kinsella (drums)、Victor Villareal (guitar)、Samuel Zurick (bass)、Davey vonVohen (guitar)、もはや言わずもがな、この5人の音楽遍歴の始まり・・・、後にJOAN OF ARC、THE PROMISE RING、GHOSTS AND VODKA、OWLS、MAKE BELIEVE、MARITIME、OWEN、AMERICAN FOOTBALL・・・無限大に発展していくUSシカゴミルウォーキーの「CAP'N JAZZ」、彼らの唯一残した1995年、MAN WITH MANからヴァイナルとCDでリリースされた12曲入りのアルバムを忠実に再現した復刻盤を30周年記念でPOLYVINYLがリリース。メンバーは20代前半、Mikeはまだ10代の時に駆け抜けた短命ナードエモパンク、ミッドウェストエモの幕開けでもあるその5人のキャラクターが鬩ぎ合う、Timの泣き叫ぶヴォーカル、巧みなツインギター、転調を繰り返す変拍子、若気の至りな部分と何かが始まる予感が存分に含まれた90年代中期に衝動と突然変異的に発生したワンアンドオンリーな佇まいは今でも語り継がれる、そしてエモというワードで間違いに無くヒット、ここからエモやポストロック、マスロックへの大発展劇が始まる最重要作品。