JULIE DOIRON / Broken Girl LP
カナダのローファイ/インディーロックバンド、SONIC YOUTHの曲名から拝借した”ERIC'S TRIP”のベーシストだった「Julie Doiron」のソロアルバム、自身のレーベル”SAPPY”から1996年にリリースした1stアルバムが2025年、NUMEROから再発。元々は”BROKEN GIRL”名義でリリース、後にJulie Doiron名義に変更、2003年にJAGWAGWARからCDでリリースした経緯での作品。極めて簡素なベッドルームフォークで淡々と弾くも時にはディストーションも踏んだギターにノイズトラックやリズムボックスやピアノも味付け程度に使用しますが、際立って耳に残るサッドなJulieの歌声とメロディーこそ今作の特質、後のインディーフォークの雛形を形成した屈指の大名盤。TikTokでバズった"August 10"が収録も今のトピック、当時のSAPPYからリリースした2枚の7インチ曲も追加。