USデトロイトのssw「Sufjan Stevens」の2015年リリースの7thアルバムが10周年記念盤としてオリジナル同様、自身のレーベルASTHMATIC KITTYからリリース。
離れて生活をしていた、亡くなった母親Carrieと義父Lowellの名がタイトルになった、全作品の中で最もパーソナルなリリックを綴った内容。アルバム毎に違った表情を魅せる作風の中で無駄な装飾は外し極めて簡素な弾き語りメインのホームレコーディングのようなリリックにも沿った私的で内省的な世界観、ほんのりと浮かび消えていくようなアンビエンスのポストロック的アプローチも絶妙になじませるキャリアの中で異質の内容であり異彩を放つUSローファイ/インディーフォークの傑作。この再発に伴ってアルバムの青写真的なこの名作を考察できる貴重な未発表のデモテイク7曲を収録、厚みのあるボックス仕様のジャケットに2枚のヴァイナル、Sufjanのセルフライナーノート、40ページのブックレットも封入されています。インディーエクスクルーシブヴァイオレットカラーヴァイナル。