UKロンドンの8人組、即興ミニマル、ポストロック、アヴァンポップバンド「CAROLINE」の2ndアルバムが2025年、ROUGH TRADEから。インプロゼーションから派生した崩壊寸前で際どくも美しいサウンドテクスチャー、ギター、ベース、ドラム、管楽器やストリングスなど幾十にも重なり合うコラージュ的な音響処理、90年代中期〜後期のシカゴポストロック黎明期の匂いも存分に纏わせ、インディーフォーク、フリージャズ、チェンバーミュージック、アンビエント、ドローンなどの音楽的バックグラウンドをアウトプット、そして耳に残る圧倒的なメロディーで食傷気味でもあるUKシーンに一撃を食らわせる問題作にして大名盤。