アメリカ人と日本人のハーフでニューヨークを拠点で活動する女子ssw、「Mei Semones」の待望の1stフルレングスアルバムが2025年、BAYONETから。配信リリースやフィジカルリリースのEP ”Kabutomushi/Tsukino” の大きな反響を経た、既に今作は各音楽メディアが挙って高い評価をしまくっている作品。幼少期からギターを弾き、更にバークリー音楽大学でジャズを学び、その後にソロ名義でのリリースから次第にバンド形態へ派生させている今作、とにかく日本人からすると他愛のないのほほんとした日本語詩と英詩でうたう絶妙なコントラストが最高に印象的、それにボサノバやジャズフレイバーを散りばめるギターの演奏力の高さやアウトプット力、可憐なストリングス、さらにJロックやUSオルタナ~マスロックも通過させたごちゃ混ぜしそうな音楽性ですが、それを実にシームレスに演奏/表現する天才的な資質を持つ彼女の本領発揮を既作以上に炸裂させた2025年、USインディーのブライテストホープな作品。