USシアトルのエモ/オルタナティブバンド「SUNNY DAY REAL ESTATE」の1995年リリースの2ndアルバムのリマスター再発盤、オリジナル同様SUB POPからのリリース。エモバンドの代名詞として歴史に君臨するバンドの代表作通称”ピンクアルバム”。涙腺を緩ます神掛かったJeremy Enigkメロディーメイクやファルセットも混ぜるヴォーカリゼーション、緩急つけながら途中バーストするドラマティックな曲展開、ダイナミズムな抑揚あるリズムで、シンプルな4ピースギターバンドですが、その繊細な音使いやプロダクションはとてつもないベクトルへ向かわせたエモマスターピース。制作途中でリズム隊のNate MendelとWilliam GoldsmithがFOO FIGHTERSに引き抜かれ未完成のままバンド解体、タイトルと曲名もリリース寸前まで決まっていなかった、ほぼ無理矢理リリースしてしまった...故に宿る不穏さと不安定さと偶然性も潜んだこのタイミングとシチュエーションで成立させてしまったという曰く付きの作品でもあり。同年PusheadのBACTERIA SOURからリリースした7インチの2曲が追加で収録されています。