USボストンのGeoff Farina率いるエモ/ポストハードコアバンド「KARATE」の1993年から1998年までの初期/中期の5年間の音源をまとめたボックスセットが2025年、NUMEROからリリース。SOUTHERNからリリースした3枚のアルバム、1995年リリースの1st”Karate”、1997年リリースの2nd”In Place Of Real Insight”、1998年リリースの3rd”The Bed Is In The Ocean”に加え、”Parts Undone”と題したシングルス的な、1993年セルフリリースのカセット”Sometimes You're A Radio”の8曲(ヴァイナル化は初です)、1995年、SELFSTARTERリリースの7インチ”Death Kit”の2曲、1996年ART MONKリリースのTHE CROWNHATE RUINのスプリット曲”Cherry Coke”(アルバムとは別ヴァージョン)、1996年、LONESOME PINEリリースのTHE LUNEとのスプリット曲”The Schwinn”(アルバムとは別ヴァージョン)、1997年、SOUTHERNリリースの7インチ曲”Operation: Sand / Empty There”の2曲の全5枚組/41曲。初期のFUGAZIやUNWOUNDともシンクロするポストハードコア然としたディスコーダントサウンドの緊張感ある佇まいから次第に音数を減らし削ぎ落す、隙間を活かした根底にあるハードコアアティチュードを残しながらジャズフレイバー/AORアプローチをし始める時期の作品毎の流れ、そしてその全曲通して一貫するGeoff Farinaのメロディーメイクの中毒性も含め他で類を見ないオリジナルなサウンドを奏でていたKARATEを語るには必要不可欠な時期、エモ/ポストハードコア史からも外せない作品群/音源集。Geoff Farinaのセルフライナーノート+フォトブック、特殊素材のボックスカバーも含めフィジカル欲も十分に満たさせる装丁も素晴らしい。