USヴァージニア州リッチモンドのポストハードコア/カオティックハードコアバンド「SLEEPYTIME TRIO」のディスコグラフィー盤がLOVITTよりヴァイナル再発。David NeSmithとDrew RingoのMAXIMILLIAN COLBYを前身に発展、Jonathan Fuller(後にENGINE DOWN/BATS &MICE)とBen Davis(後にBATS & MICE/MILEMARKER)を加えた布陣での時代を駆け抜けたポストハードコア/カオティックハードコアヒストリーから外してはいけない最重要バンド。ですが、結局アルバムリリースはせずに、スタジオ録音として存在するのが7インチが2枚の5曲、ミニアルバム”Plus 6000”の6曲、400YEARSとのスプリットの1曲、Memory-Minus収録の未発テイクの2曲の計14曲しか存在してないのに関わらずその1曲づつの存在感、ギミック満載のギターリフの2本の掛け合い、リズムチェンジも多用し抑揚をつけるドラム、フロント3人がスクリームするスタイル、その全てが絶妙な塩梅で構成、エモーショナルでカオティックでディスコーダントな当時ニュースタイルなハードコアサウンドで一世風靡した数少ない曲群が2025年新たにJ.Robbinsが再ミックス、ウィークポイントだったミックスの甘さが見事に解消し息を吹き返したかのようなクオリティーになっています。封入されたライナーノートや今までのライブ日程を記載したジンやゲートフォールドジャケットの中に新たにデザインされたアートワークもフィジカル所有の醍醐味。LOVITT流通盤はOBI付仕様、限定500枚/ホワイトカラーヴァイナル。