USフィラデルフィアのポストハードコア/マスロックバンド 「DRILL FOR ABSENTEE」の8曲入りのアルバムが2025年、EXPART WORKからリリース。1995年リリースのデモテープ、1997年リリースの7インチ、1998年リリースのCDEPのみのリリースでどれも極小プレスで知る人ぞ知るオブスキュアバンドですがVo/GtのMichael Naceのsswとしてのソロ作品を経てのまさかの2022年/25年振りの再結成、しかも初のアルバムフォーマットというサプライズリリースとなります。既作を踏襲しながらもよりプロダクションが現代版にアップデートし、各楽器の解像度も上げたサウンドでバンドが再構築、変拍子/ポリリズムを多用するリズムセクションと複雑なギターリフを巧みに混ぜ合わせ、その上をMichael Naceの独特なスポークンワードとスクリームヴォーカルが絡む聴き手を突き放さんとばかりに難解な曲展開こそどこまでもスリリングなDRILL FOR ABSENTEEワールドが炸裂。HOOVER、REGULATOR WATTS、JUNE OF 44、UNWOUND、SLINTのインフルエンスバンドではありますが、更にそれらを自己解釈した世界観がオリジナルの域に達したポストハードコア/マスロックパーフェクト作品。