USカリフォルニア州サンタルーズ出身のエモバンド『FIRST DAY BACK』が、2025年にセルフリリースした1stアルバムが、UKのBIG SCARY MONSTERSからもリリースされた。彼らのUKツアーに合わせて作られた限定300枚のホワイトカラーヴァイナル。現役大学生という初々しさを帯びた彼らの音楽は、90年代エモバンドへの憧れに満ちており、バンド名もBRAIDの名曲から取られている。セルフリリースながらSNSやサブスク、YouTubeを通じて話題を呼び、一気に注目を浴びた彼ら。1曲目からはCAP'N JAZZライクな香りが漂い、BRAIDはもちろん、THE PROMISE RINGやMINERAL、JEJUNE、ALGERNON CADWALLADER、EMPIRE! EMPIRE! (I WAS A LONELY ESTATE) などの影響を随所に感じさせる曲が並ぶ。バイオンリン曲にはVERY SECRETARYのような雰囲気も漂い、DIY録音の荒々しさは敢えてオブスキュアなエモの文脈を狙ったように感じられる。彼らの音楽は、長くは続かない青春の1ページを切り取ったような儚さと、エモへの純粋な愛情に支えられている。オリジナルではない影響源も多いが、それは彼らが愛するエモソングを自分たちの手で再解釈し、新たな形で産み落とした証でもある。