SUGAR / Copper Blue LP(GOLD)
パンク/ハードコア名門レーベル SST Records からのリリースで知られ、パンク/ハードコアのみならず後続のエモ/オルタナティブロックにまで計り知れない影響を与えたUSミネアポリスの伝説的バンド Hüsker Dü。そのフロントマンである Bob Mould が90年代初頭に結成したもう一つの重要プロジェクト、「SUGAR」 による1992年発表の1stアルバム”Copper Blue”。幾度となく再評価の波が訪れ、MERGE からの再発でも知られる本作ですが、今回は2026年の再結成に合わせ、メジャーの BMG より改めてリイシュー。グランジ/オルタナティブが席巻していた当時、彼らもまた Rykodisc によって早い段階でフックアップされた背景を持ちながら、Hüsker Düから連なる確固たる説得力を携えたサウンドを提示していました。ディストーションの効いたグランジポップ的なギターリフを軸にしたシンプルで力強いアンサンブル、そしてBob Mouldの天性とも言えるメロディーセンスが結実した楽曲群は、耳に残るキャッチーさと荒々しい衝動を同時に内包。さらに当時としては潤沢な予算を投じたプロダクションも相まって、パンク/ハードコアの雛形を自らアップデートし、オルタナティブロックの文脈へと接続した完成度の高いサウンドへと昇華されています。Hüsker Düの遺伝子を色濃く受け継ぎながらも、そのエネルギーを90年代的なポップネスへと転化させた、まさにパンク/ハードコア〜オルタナ〜エモの架け橋ともいうべき大名盤。