スペインのエモ/ポストハードコア・バンド「SERPENT」による2ndアルバムが、同国の重要レーベル BCORE より2026年にリリース。脈々と受け継がれるスペインのエモシーン、NO MORE LIES、AINA、STANDSTILL、NUEVA VULCANNOらが提示してきた倫理性と緊張感を受け継ぎ、現代的に更新した内容です。サウンドは、DRIVE LIKE JEHUの鋭利な構築性、HOT SNAKESの乾いたグルーヴ、FUGAZIの禁欲的ダイナミズム、そしてJAWBOXの音響的均衡感覚といった要素が、単なる引用に留まらず有機的に接続されている点が特筆すべきでしょう。さらにスペイン語によるヴォーカルは、英語圏の同系バンドとは異なる音韻的リズムを帯び、フレージングそのものが打楽器的な役割を果たし、ポリリズミックなバンドサウンドと拮抗することで、独自の推進力を生み出しています。スペインのエモ/ポストハードコアの流れをしっかりと受け継ぎながら、USエモ/ポストハードコア以降のサウンドを現代的に捉え直した、希少価値の高い優れた作品です。