GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI
GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI

GABARDINE / st LP(CLEAR BLACK)+OBI

USネブラスカ州オマハの伝説的レーベルSADDLE CREEKの初期カタログの中でも、長らく忘れられた存在となっていたエモバンド「GABARDINE」の唯一作が、リリースから28年の時を経て待望の初ヴァイナル化。埋もれたエモバンドの名作発掘を続けるTHIRTY SOMETHINGによる、またしても素晴らしい仕事です。GABARDINEは1996年にオマハで結成。当時大学のルームメイトだったChris Hughes、Eric Bemberger、Joel Petersen、Ben Armstrongによって活動を開始しました。まだSADDLE CREEKが現在のような影響力を持つ以前、レーベル初期コンピレーション"A Sampler CD"への参加をきっかけに契約を獲得し、1998年に本作を発表。しかしアルバム発表後まもなく解散してしまったため、その名はシーンの歴史の片隅へと埋もれていくことになります。しかし彼らが残した足跡は決して小さくありませんでした。ベーシストのJoel Petersenは後にTHE FAINTやBROKEN SPINDLESの中心人物としてオマハシーンを代表する存在となり、Chris HughesとEric BembergerはBEEP BEEPを結成。ドラマーのBen ArmstrongもCOMMANDER VENUSやHEAD OF FEMURなど数多くの重要バンドで活動を続けます。さらに本作の制作には、後にBRIGHT EYES作品群を支える名プロデューサーとなるMike Mogisや、その弟でありTHE GOOD LIFE周辺でも活躍したAJ Mogisも参加。つまり本作は、後のオマハインディシーンを形成することになる重要人物たちが最初期に残した貴重な記録でもあるのです。サウンドは絡み合うクランチ気味のツインギターが生み出すフック、ポストハードコア由来のダイナミックな展開、そしてどこか耽美的で妖しさを帯びたメロディ。BRAIDやBOYS LIFE、THE JAZZ JUNE、VITREOUS HUMORといった中西部エモの系譜に連なりながらも、その後のTHE FAINTに繋がる独特の屈折した美意識がすでに垣間見えます。時折SONIC YOUTHやSEAMを思わせるオルタナティヴな質感も顔を覗かせ、単なるエモ作品として片付けるにはあまりにも個性的です。オマハシーンを語る際、人々はBRIGHT EYES、CURSIVE、THE FAINTの名を挙げます。しかし本作を聴けば、その華々しい成功の背後に数え切れないほどの才能と無数の物語が存在していたことに気付かされます。GABARDINEは短命なバンドでした。しかし彼らが唯一残したこのアルバムには、後に全米へと広がっていく“オマハサウンド”の原風景が確かに刻まれています。長らくCDは廃盤状態が続き、熱心なコレクターの間でのみ語られてきた本作が、THIRTY SOMETHINGによる再発シリーズの一環としてついに蘇ります。SADDLE CREEK、THE FAINT、BEEP BEEP、BROKEN SPINDLESファンはもちろん、BRAID、THE JAZZ JUNE、MINERAL、BOYS LIFE、MOCK ORANGE周辺の90'sエモを愛するすべてのリスナーに届けたい、歴史の陰に埋もれていた真のエモカルトクラシック。オマハサウンドの原風景を記録した重要作が、ようやく正当な評価を受ける時が来たのかもしれません。

 

・stiffslackエクスクルーシブ

日本語帯/ライナーノート付仕様

 

 

  • Label:THIRTY SOMETHING
  • Price:4,880
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