ニューヨークハードコアバンド「SHELTER」が1992年に発表した編集盤にして、バンド初期の最重要音源を網羅した名作のリプレス盤。多くのファンから「SHELTER最高傑作」と評される本作は、”No Compromise”、”In Defense Of Reality”の2枚のEPを軸に、コンピレーション参加曲、BLACK SABBATHのAfter Foreverのカバー、さらにライブ音源2曲を収録した、初期SHELTERのすべてを凝縮した内容です。レコーディングには、Ray Cappo、Porcell、Vic DiCara、Graham Land、Sammy Sieglerという、ニューヨークハードコア史を彩る豪華メンバーが参加しています。YOUTH OF TODAYでユースクルームーブメントを築き上げたRay Cappoが、クリシュナ思想とハードコアを融合させるという新たな挑戦を形にした初期SHELTERは、単なるサイドプロジェクトではなく、90年代ハードコアに新たな価値観を持ち込んだ革新的な存在でした。ストレートエッジの精神を継承しながらも、より内面的でスピリチュアルなメッセージを打ち出したその姿勢は、多くのフォロワーを生み、後のクリシュナコアシーンの礎となりました。サウンドはYOUTH OF TODAY譲りの疾走感あふれるユースクルーハードコアを基盤としながら、Vic DiCaraによるメタリックでテクニカルなギターワークが加わることで、よりダイナミックかつ洗練されたアプローチへと進化。SHELTERというバンドの出発点であり、90年代ニュースクールハードコアの方向性を示した歴史的作品。編集盤という枠を超え、初期SHELTERの魅力と思想を最も純粋な形で体感できる一枚として、今なお色褪せることのないクラシックです。