USカリフォルニア州サンディエゴ出身のエモ/カオティックハードコアバンド 「JULIA 」が1994年にRIVER'S END RECORDSとEBULLITION の共同リリースで発表した唯一のアルバムが、2025年にEBULLITIONより再発。90年代のカリフォルニアのハードコアシーンは、従来の枠組みを壊しながら新たな表現を模索していた時代。JULIAもその中心にいた存在であり、エモーショナルな激情、カオティックな展開、実験性、そして美しさを同時に成立させた革新的なサウンドで、後のスクリーモ/カオティックハードコアの礎を築きました。DRIVE LIKE JEHUやUNWOUNDからのインフルエンスも色濃く感じさせる鋭利で不協和音を多用したギターワーク、複雑にうねるリズム、感情を剥き出しにしたスクリーム、静寂と爆発を行き来するダイナミクスは、当時としてはあまりにも先鋭的。後のPORTRAITS OF PASTやSAETIA、CITY OF CATERPILLARにも通じる美学を、いち早く提示した重要作です。EBULLITION初期を代表する作品であり、90年代アンダーグラウンドハードコアが最も自由で創造的だった時代の熱量を封じ込めた歴史的名盤。カオティックハードコアやスクリーモのルーツを辿るなら、決して外すことのできない一枚です。