【廃盤】インディアナ州出身のCLOAKROOMが、RUN FOR COVERより2015年にリリースした記念すべきデビューフルアルバム。GROWN UPS解散後、フロントマンのDoyle MartinがNATIVEのBobby Markosらと結成した新バンドで、本作のプロデュースにはHUMのMatt Talbottを迎えています。エモリヴァイバル以降に生まれた"エモを通過したシューゲイザー"という潮流を代表する一枚ですが、そのサウンドはMY BLOODY VALENTINE直系ではなく、90年代USオルタナティヴロックを軸にシューゲイズを再解釈したもの。HUMをはじめ、SHINERやSWERVEDRIVERにも通じる重厚なギターサウンドと空間的なアプローチが作品全体を支配しています。ラフに鳴らされているようで細部まで緻密に作り込まれたギター、NATIVE譲りの重量感を宿しながらも楽曲全体を支えるベース、パワフルで芯の太いドラムが一体となり、轟音でありながらどこか浮遊感をまとった独特のグルーヴを生み出します。その上を漂うDoyle Martinの気だるく抑制されたボーカルも、このバンドならではの個性として強い存在感を放っています。HUMやSHINER、JESU、SWERVEDRIVERといった90年代オルタナティヴ〜ヘヴィロックの系譜と、NOTHINGやWHIRRなどハードコア以降のシューゲイズ勢を自然に結び付けた重要作。
CONDITION
MEDIA : VG+
SLEEVE : VG+