【廃盤】ドイツ/ハンブルグ出身のポストロックカルテット「JULLANDER」による2005年リリースの3rdアルバム。シカゴ音響派からの影響を色濃く感じさせるサウンドを軸に、エレクトロニカやジャズのエッセンスを織り交ぜた、知的で洗練されたインストゥルメンタル作品です。複雑なアンサンブルでありながら決して技巧を誇示することなく、繊細なギターのフレーズ、しなやかなリズム、浮遊感のあるエレクトロニクスが絶妙なバランスで溶け合っています。静と動を巧みに行き来する楽曲は、ミニマルな反復の中に緩やかな高揚感を生み出し、ジャズ由来の自由な空気感とポストロック特有の空間性を自然に融合。無機質になり過ぎない温もりを残した音像も魅力です。TORTOISEやTHE SEA AND CAKE、ISOTOPE 217といったシカゴ音響派はもちろん、MOGWAIやSAVOY GRANDなどの静謐なポストロックを好むリスナーにもおすすめ。エレクトロニカ、ジャズ、ポストロックが心地良く交差する隠れた良作です。
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