【CD/USED/廃盤】USニューヨークを拠点に活動したインストゥルメンタル/ポストロックバンド「33.3」が、AESTHETICSから発表した2ndアルバム。1997年、イェール大学でBrian Alfred、Dominique Davison、Steven Wallsによって結成された実験的なトリオによる最終スタジオ作です。繊細に反復するギター、深い陰影を作るチェロ、細かな強弱を刻むドラム/パーカッションを中心に、コントラバスやホーンを加えた室内楽的なアンサンブルを展開。ジャズ、クラシック、ミニマルミュージック、マスロックを横断し、曲ごとに編成やリズムの重心を変えながら、緊張感と柔らかなメロディを共存させています。TORTOISEやTHE SEA AND CAKEに通じる軽やかなグルーヴ、GASTR DEL SOLの抽象的な構築性、RACHEL’Sの室内楽的な響きを感じさせながら、技巧の誇示や大仰な展開には傾かず、短いフレーズの反復と各楽器の隙間を重視。チェロを低音や装飾へ限定せず、ギターやドラムと対等な旋律楽器として配置することで、知的でありながら温度のある独自のポストロックを作り上げています。録音はシカゴのELECTRICAL AUDIOでBob Westonが担当。各楽器の自然な響きと空間を明瞭に捉えた録音も見事。シカゴポストロックとNYの実験音楽、室内楽を結び付けた、2000年代初頭のAESTHETICSカタログに残されたオブスキュア名盤です。
CONDITION
MEDIA : NM
SLEEVE : VG+