【CD/USED/廃盤】NYを拠点に活動するオルタナティブ/アートロックバンド「BLONDE REDHEAD」の初期音源を集成した2枚組アーカイヴ作品。SONIC YOUTHのSteve Shelleyが運営したSMELLS LIKEから発表された1stアルバム“Blonde Redhead”(1994年)と、2ndアルバム“La Mia Vita Violenta”(1995年)を中心に、当時のシングル、4トラックデモ、アウトテイク、ラジオセッションを収録し、2016年にNUMERO GROUPからリリースされました。日本出身のKazu MakinoとMaki Takahashi、イタリア出身の双子Amedeo/Simone Paceによる初期編成から生まれた、ノイズロック、ポストパンク、ニューウェイヴ、実験音楽が激しく交錯するサウンド。Steve Shelleyがプロデュースした1stをはじめ、不協和に絡み合うギター、切迫したリズム、Kazu MakinoとAmedeo Paceによる男女ヴォーカルが、当時のマンハッタン地下シーンの荒々しい空気を伝えています。SONIC YOUTHやUNWOUNDに通じる緊張感を持ちながら、日本、イタリア、NYという異なる文化的背景と独特のメロディ感覚を持ち込み、単なる影響の再現には収まらない音像を早くから確立しています。後年のゴシック、ドリームポップ、ニューウェイヴへ接近した洗練された作品群とは異なり、本作で聴けるのは、崩壊寸前の演奏と研ぎ澄まされた美意識が同居した初期BLONDE REDHEAD。90年代特有の生々しい録音、ノイジーなギター、唐突な展開、男女ヴォーカルの危うい掛け合いは、現在聴いても異様なほどスリリングです。アルバム本編18曲に加え、入手困難だったシングル音源、未発表デモ、ライヴ/ラジオセッションなど19曲を追加した全37曲入り。完成前の楽曲や粗削りな演奏から、彼らの独自性が形成されていく過程まで追うことができます。Arto LindsayとErin Osmonによるライナーノーツ、メンバーの証言、未公開写真を収めた豪華ブックレット、スリップケースを備え、オリジナル作品の意匠も生かした丁寧な装丁。長らく入手困難だった初期音源をひとつにまとめた、BLONDE REDHEADの原点を知るために欠かせない決定版です。
CONDITION
MEDIA : NM
SLEEVE : NM