【CD/USED/廃盤】USワシントンDCのエモ/ポストハードコアバンド「CORM」が、1996年にSHUTE/DISCHORDから発表した唯一のフルアルバム。後にQ AND NOT Uで活動するJohn Davisが在籍し、BRAIDともツアーを行っていたバンドで、1990年に結成、1997年に解散。こちらは2005年にPOLYVINYLからリリースされたリマスター再発盤CDです。オリジナルは1996年にWGNS STUDIOSでGeoff Turnerが録音、2005年の再発に際してT.J. LippleがINNER EAR STUDIOSでリミックス/リマスターを施しています。不協和音を交えながら鋭角的に絡むギター、細かく切り替わるリズム、性急なドラム、感情を剥き出しにしたヴォーカルを軸に、DCハードコアの緊張感と90年代エモの青臭いメロディを融合。変拍子や唐突な展開を随所に盛り込みながらも、テクニカルさを誇示する方向には向かわず、荒々しい演奏と切迫した感情がそのまま楽曲の推進力になっています。FUGAZI以降のDCポストハードコアはもちろん、HOOVER、SMART WENT CRAZY周辺の捻れたギターワーク、BRAIDなど90年代中西部エモにも通じる感触を持ち、後にJohn DavisがQ AND NOT Uでさらに発展させる鋭角的でリズミカルなアンサンブルの原型も随所に感じられます。DISCHORD周辺の有名バンドからもう一歩深く掘りたい人にはかなりおすすめ。若さゆえの荒々しさと複雑なアンサンブル、エモーショナルなメロディが絶妙に噛み合った全13曲で、90年代DCエモ/ポストハードコアのオブスキュア名盤です。
CONDITION
MEDIA : NM
SLEEVE : NM