MY DISCO / Paradise CD(USED)

【CD/USED/廃盤】オーストラリアのマスロック/ポストパンク/エクスペリメンタルバンド「MY DISCO」が、2008年に発表した2ndアルバム“Paradise”前作“Cancer”で聴かせた鋭角的なマスロック/ポストハードコアを徹底的に削ぎ落とし、反復と余白を極限まで突き詰めた作品です。レコーディングはシカゴのElectrical Audioで行われ、Steve Albiniがエンジニアを担当。ギター、ベース、ドラムという最小限の編成をほぼ剥き出しの状態で捉えた録音は強烈で、乾いたドラムのアタック、巨大な低音、硬質なギターが目の前で鳴っているような生々しい音像を作り上げています。複雑なフレーズを次々と展開する一般的なマスロックとは逆に、短いギターリフ、単純なベースライン、機械的なビートを執拗に反復。音数を減らせば減らすほど緊張感が増していくようなストイックなアンサンブルで、わずかなリズムのズレや強弱の変化だけで楽曲を大きく動かしていきます。無機質で冷たいのに、バンドが生身で演奏するフィジカルな圧力が凄まじい。SHELLACの硬質なミニマリズム、THE EXやTHIS HEATの実験性、初期DON CABALLEROなどのマスロック的な緊張感を感じさせながら、さらに要素を削ぎ落とした独自のスタイルへ到達。ポストパンク、ノイズロック、ミニマルミュージックの方法論までをロックバンドの肉体性へ落とし込んでいます。派手なメロディや劇的な展開ではなく、反復、沈黙、空間、音そのものの質感で聴かせる作品。2000年代マスロックが技巧的な方向へ広がっていた時期に、真逆の「削る」方向からバンドの可能性を突き詰めたところも非常に面白いです。SHELLAC、THE EX、DON CABALLERO、90 DAY MEN周辺の硬質で実験的なロックが好きな人はもちろん、Steve Albini録音作品を追っている人にも。MY DISCOが初期のマスロック/ポストハードコアから、後のさらにミニマルで実験的な音楽へ踏み出す決定的な転換点となった大作です。

 

CONDITION

MEDIA : NM

SLEEVE : VG+

 

  • Label:NUMERICAL THIEF
  • Price:1,480 円
  • Qty :

SOLD OUT